薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
それでも、予定より少し早く帝王切開で生まれてきた三人を初めて見た瞬間、それまで大変だったことなんて全部どこかへ吹き飛んでしまったような気がした。

生まれてきたのは、長男の然――ぜん。

次男の岳――がく。

そして長女の翠――すい。

本当に、三人もいた。

当たり前のことなのに、生まれてきた三人を目の前にした瞬間は、嬉しいとか、愛しいとか、安心したとか、そんな一言では到底足りなかった。

昨日まで私のお腹の中にいた三人が、今は目の前にいる。

小さくて、一生懸命息をしていて、それぞれちゃんと違う顔をしている。

ああ、本当にこの子たちがお腹の中にいたんだと思ったら、涙が止まらなかった。

陸斗さんも、珍しく何も言わなかった。

ただ三人を見て、それから私を見て、最後には私の手を握ったまま泣いていた。

あとから、

「泣いてましたよね?」

と聞いたら、

「泣いてません」

と否定されたけれど。

あれは絶対に泣いていた。
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