薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
しかも、この家を建てていることは、しばらくみんなに秘密にした。
完成した時に、まとめて盛大に驚かせてやろうと思ったのだ。
さすがに三つ子の誕生までには間に合わなかったけれど、生後二、三か月頃には移れるよう工程を組んでもらい、私たちは新しい家で本格的な家族生活を始めることになった。
結果から言えば。
広くしておいて、本当に良かった。
◇
もっとも、家が出来上がるまでの私は、それどころではなかった。
三つ子妊娠。
当然ながら、普通の妊娠と同じように最後まで過ごせるわけではなく、妊娠後半になると身体への負担も大きくなり、八か月頃からは安静管理のため入院することになった。
そこからは、それなりにしんどかった。
身体は重いし、思うように動けない。
そして何より、陸斗さんの心配性に拍車が掛かった。
病室へ来るたび、
「何か必要なものは?」
「痛いところは?」
「苦しくない?」
「先生は何て?」
と確認されるので、途中から、
「私は病院にいます。先生も看護師さんもいます」
と何度言ったか分からない。
完成した時に、まとめて盛大に驚かせてやろうと思ったのだ。
さすがに三つ子の誕生までには間に合わなかったけれど、生後二、三か月頃には移れるよう工程を組んでもらい、私たちは新しい家で本格的な家族生活を始めることになった。
結果から言えば。
広くしておいて、本当に良かった。
◇
もっとも、家が出来上がるまでの私は、それどころではなかった。
三つ子妊娠。
当然ながら、普通の妊娠と同じように最後まで過ごせるわけではなく、妊娠後半になると身体への負担も大きくなり、八か月頃からは安静管理のため入院することになった。
そこからは、それなりにしんどかった。
身体は重いし、思うように動けない。
そして何より、陸斗さんの心配性に拍車が掛かった。
病室へ来るたび、
「何か必要なものは?」
「痛いところは?」
「苦しくない?」
「先生は何て?」
と確認されるので、途中から、
「私は病院にいます。先生も看護師さんもいます」
と何度言ったか分からない。