薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
しかも、この家を建てていることは、しばらくみんなに秘密にした。

完成した時に、まとめて盛大に驚かせてやろうと思ったのだ。

さすがに三つ子の誕生までには間に合わなかったけれど、生後二、三か月頃には移れるよう工程を組んでもらい、私たちは新しい家で本格的な家族生活を始めることになった。

結果から言えば。

広くしておいて、本当に良かった。



もっとも、家が出来上がるまでの私は、それどころではなかった。

三つ子妊娠。

当然ながら、普通の妊娠と同じように最後まで過ごせるわけではなく、妊娠後半になると身体への負担も大きくなり、八か月頃からは安静管理のため入院することになった。

そこからは、それなりにしんどかった。

身体は重いし、思うように動けない。

そして何より、陸斗さんの心配性に拍車が掛かった。

病室へ来るたび、

「何か必要なものは?」

「痛いところは?」

「苦しくない?」

「先生は何て?」

と確認されるので、途中から、

「私は病院にいます。先生も看護師さんもいます」

と何度言ったか分からない。
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