薔薇色って何色?――ロト7で人生をやり直すはずが、敏腕弁護士の執着愛に捕まりました――
思わず声が漏れた。

私は今日、十二時から十八時まで仕事の予定だった。

少なくとも、ここへ来るまでは。

突然契約終了を告げられ、今日の勤務までなくなったのは、ほんの少し前のことだ。

未來には今日の勤務予定を話していない。

まして、仕事が突然なくなったことなんて、知るはずがない。

LINEは開かない。

既読もつけない。

昨日から何度も言われている。

私は通知を長押しして内容を表示し、新しいスマートフォンでその画面を撮影した。

「……二台持ち、もう役に立ってるし」

写真をそのままグループLINEへ送る。

『今、未來からこれが来ました。既読にはしてません』

ほとんど間を置かず、暢さんから返事が入った。

『そのまま既読にしないでください。こちらで確認します』

さらに、

『帰ってから話しましょう。今後についても』

今後。

その言葉が、妙に重く感じた。

『分かりました』

旧スマートフォンの画面をもう一度見る。

『仕事してないよね〜(笑)』

最後の一文だけが、やけに目に残る。

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