世界で1番大好きなキミへ
平日の11:00

私は学校ではなく、総合病院の精神科にいた。

パパ、私、ママの順で椅子に座って呼ばれるのを待っている。

「ちゃんと先生と話すんだぞ」パパが話し掛けて来た。

「大丈夫よね?ちゃんとお話できるよね?」と不安そうなママ。

何か言わなきゃ!!そう思うのに、声は出なかった。

泣きそうになっていると、女の先生が私たちの前まで来て「市ノ瀬美桜さんとご家族の方ですか?」と聞いた。

パパが「はい、そうです」と答えた。

「お待たせしました。診察室へどうぞ」と言う先生に私たちはついて行く。
< 2 / 11 >

この作品をシェア

pagetop