怖いはずの彼は、今日も私にだけ甘い♡
第八章
「いらっしゃいませ」 笑顔で案内して、空いた席へ通す。
それを何度か繰り返したころ、男子のグループが入ってきた。 見たことのない顔。 たぶん他校の生徒だ。
「何名さまですか」 そう聞くと、先頭にいた男子がわたしを見てにやっとした。
「四人。てか、めっちゃかわいくない?」 「ほんとだ」 「この子がいい」
軽い調子の言葉に、胸の奥が少しひやっとする。
接客だから笑顔は崩せない。 でも、視線がやけに遠慮なくて、少しだけ居心地が悪かった。
「こちらの席へどうぞ」 できるだけ早く案内しようとした、そのとき。
「おい」 低い声が横から落ちた。
振り向くまでもない。 神崎くんだ。
厨房担当のはずなのに、いつの間にかすぐ近くに立っている。 目つきは笑っていない。
「注文決まったら呼べ」 それだけ言って、神崎くんは男子たちのテーブルに水を置いた。
置いたというより、少し強めに置いた。
グラスが小さく鳴る。
それを何度か繰り返したころ、男子のグループが入ってきた。 見たことのない顔。 たぶん他校の生徒だ。
「何名さまですか」 そう聞くと、先頭にいた男子がわたしを見てにやっとした。
「四人。てか、めっちゃかわいくない?」 「ほんとだ」 「この子がいい」
軽い調子の言葉に、胸の奥が少しひやっとする。
接客だから笑顔は崩せない。 でも、視線がやけに遠慮なくて、少しだけ居心地が悪かった。
「こちらの席へどうぞ」 できるだけ早く案内しようとした、そのとき。
「おい」 低い声が横から落ちた。
振り向くまでもない。 神崎くんだ。
厨房担当のはずなのに、いつの間にかすぐ近くに立っている。 目つきは笑っていない。
「注文決まったら呼べ」 それだけ言って、神崎くんは男子たちのテーブルに水を置いた。
置いたというより、少し強めに置いた。
グラスが小さく鳴る。