君の才能ごと、独り占め
周りから憧れられる才能なんて、今はどうでもよかった。

彼の隣で名前を呼ばれるたび、私はただの私に戻れる。

そして同時に、誰より大切にされる特別な私にもなれるのだ。

そんな恋を知ってしまったら、もう戻れない。

彼の静かな独占欲も、不器用なやさしさも、私だけに向けられる甘い言葉も。

全部、これからもっと好きになってしまうに決まっていた。
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