過去の傷も全部、君の熱で上書きして。
「おはようございます。体、痛くないですか?」

「っ・・・大丈夫、だけど、ちょっと照れる・・・。」​


昨夜の出来事を思い出して真っ赤になる結衣を見て、廉は満足そうに目を細め、悪戯っぽく微笑んだ。​


「今更照れないでください。あんなに俺の名前呼んで、しがみついてくれたのに。」

「もう! それ言わないで・・・っ!」


​赤くなる結衣を愛おしそうに見つめたあと、廉はふっと表情を甘く緩め、結衣の耳元で低く囁いた。​


「ねえ、結衣ちゃん。朝ごはんの時間まで、まだ少しありますよね?」

「え・・・? 廉くん、まさか・・・っ。」

「昨夜あんなに愛し合ったのに、全然足りないんです。もう一回、俺のこと甘やかしてください。」​


「ダメ」
と言う隙を与える間もなく、廉の唇が再び結衣の唇を塞ぐ。

朝の光の中、二人は再び甘い愛の海へと落ちていった。

誰に邪魔されることもない温かな空気の中で、二人は二度と解けない強い絆でしっかりと結ばれていた。
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