英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「……対戦相手が決まったぞ。一回戦の相手は、常勝の王者『帝都国際高校』だ」


公式戦を1週間後に控えた放課後


律が生徒会室のデスクに1枚のトーナメント表を置いた


その声は、いつになく低く、冷たく沈んでいる


「帝都国際って、あの全国大会常連の? マジじゃん、ウチら最初からボス戦ってこと?」


紬がいちごオレを飲む手を止め、画面を覗き込む


隣で資料をめくっていた健二が、珍しく苦い顔をして腕を組んだ


「……チッ、最悪の相手だな。あそこには、僕がイギリスに留学する前にディベートで一度も勝てなかった男がいる。橘 一馬(たちばな かずま)……僕の従兄だ。奴の論理は完璧で、容赦がない」


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