英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
ふと見ると、健二の顔がいつもより少しだけ赤い


紬も、普段のギャルらしい強気な態度がどこへやら、健二が急に近づいてきたせいで「あ、ありがと……」と小さく呟いて、不器用そうに髪を耳にかけた


おやおや……? これはもしや……?


私がニヤニヤしながら二人を見つめていると、不意に視界が遮られた


目の前に、コトッと冷たい緑茶のペットボトルが置かれる


「緋彩。人の心配をしている余裕があるなら、お前も自分のパートを確認しろ」


律が私の隣の席に座り、自分のノートを開いた


「律! 見た? 今の健二と紬! まさに『枯れ木に花が咲く』って感じじゃない!?」


< 40 / 106 >

この作品をシェア

pagetop