英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
紬はケラケラと笑いながら、私の隣の席にドカッと座った


「でもさ、ひいろが英語喋ってるときのあの無双感、マジで鳥肌立つレベルでカッコいいよねー。あのスピードで捲し立てられたら、誰だってイエスって言うしかないっていうか。まさに『言葉のナイフ』って感じ?」


「ふっ、私の英語はハートで喋ってるからね。言葉のナイフというか、言葉の……フォーク?」


「刺しにいくな」と律


そんな風に、いつもの3人で騒がしい放課後を過ごしていた、その時だった


コンコン、と控えめながらも、どこか上品なノックの音が響いた。


「失礼するよ。生徒会長、少し時間をもらえるだろうか」


ドアを開けて入ってきたのは、仕立ての良い制服を完璧に着こなし、いかにも「海外のエリート」といったオーラを纏った男子生徒だった


端正な顔立ちに、少し冷ややかな、プライドの高そうな瞳


彼の名は、橘 健二(たちばな けんじ)


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