英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
「ひいろー! やっほー、入るよー!」


その時、生徒会室のドアがガラガラと勢いよく開いた


入ってきたのは、明るい茶髪をゆるく巻き、スカートを少し短めにした、いかにもなギャル


――白石 紬(しらいし つむぎ)


私の大親友であり、この学校で数少ない「私の取扱説明書」を持っている人物である


「あ、やっぱりここにいた! ひいろ、マジ今日の昼休みの中庭、ウケるんだけど! 留学生のアンディ君、ひいろのマシンガン英語に圧倒されすぎて、今クラスで『ササキは英語の神』って拝んでたよ?」


「でしょ? 紬、やっぱり持つべきものは『足の引っ張り合いができる友』だね!」


「……それを言うなら『持つべきものは友』、百歩譲って『切磋琢磨』な」


すかさず律が低い声で翻訳を入れる


「あはは! 律、今日も翻訳お疲れサマンサタバサ〜!」


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