英語の天才は日本語がちょっと不自由!?

勝ったお祝いは、ドキドキのWデート!?






「おーい、ひいろ! こっち、こっちー!」


週末の午前10時


雲一つない快晴の遊園地グランドゲート前で、カラフルな私服に身を包んだ紬が大きく手を振っていた


今日の紬は、オフショルダートップスにミニスカートという、いつも以上に気合の入ったギャルコーデ


その隣には、お高いブランドのシャツをスマートに着こなした健二が、少し落ち着かない様子で腕を組んで立っている。


「みんな、お待たせ! いや〜、今日の私はまさに『馬子にも衣装』でしょ!」


私がフリルのついたワンピースの裾を広げてクルッと回ると、後ろから歩いてきた律がすかさずツッコミを入れた


「……緋彩。それ、つまらない人間でも服を着飾れば立派に見えるっていう意味だ。自分で自分を下げるな」


「えっ、そうなの!?」


「まぁ、でも……」


< 62 / 106 >

この作品をシェア

pagetop