英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
私の怒涛の英語の風圧と、鬼気迫る表情に圧倒された男たちは、腰を抜かしてそのまま一目散に逃げ出してしまった


「ふぅ……。まさに『弱り目に祟り目』を撃退したね!」


私がフッと胸を張ると、後ろから追いついてきた律が激しく息を切りながらツッコミを入れた


「……緋彩、それを言うなら『泣きっ面に蜂』を追い払った、だ。お前の英語の脅し文句、後ろで聞いてて俺まで冷や汗が出たぞ」


「あはは、撃退できたからオールオッケー! ほら、もう大丈夫だよ」


私が優しく微笑んで男の子に手を差し伸べると、男の子は私の圧倒的なカッコよさに目を輝かせ、ぎゅっと私の手を握りしめた


SPたちが慌てて駆けつけ、男の子を保護


外交官の父親らしき男性が、私と律の手を握って何度も「サンキュー! サンキュー!」と涙を流して感謝してくれた


< 69 / 106 >

この作品をシェア

pagetop