英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
律は震える右手を自分の胸に強く当て、そのままゆっくりとマイクの前へと歩み出た


その背中は、いつもの冷静な生徒会長ではなく、かつてディベート界を震撼させた「伝説のディベーター」そのものだった


「白銀。お前の論理は確かに完璧だ」


律は静かにマイクを握りしめた


驚くべきことに、その右手はもう、1ミリも震えていなかった


「だが、お前は大きな事実を見落としている。――今からお前に、本当の『言葉の力』を教えてやる」


律の瞳に、鋭い光が宿る


トラウマを完全に乗り越えた幼馴染の、奇跡の反撃が始まろうとしていた

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