英語の天才は日本語がちょっと不自由!?
カツン、と力強い足音が響いた


「――ジャッジ。肯定派の最終反論は、俺が行う」


「え……!?」


驚いて振り返ると、そこには、いつもの制服の胸元に「否定派・スピーカー」のバッジをピンと付けた黒崎律が立っていた。


「律……!? だって、律はマイクを持つと、手が……」


私が慌てて彼の右手を見ると、律の拳は、まだ小さく震えていた


2年前の白銀への恐怖、そしてステージへのトラウマが、今も彼の体を縛り付けている


だけど、律は私の目を真っ直ぐに見つめ、優しく、だけど絶対にブレない強さで微笑んだ


「大丈夫だ、緋彩。お前が俺の『剣』になって、俺の言葉を信じてくれた。今度は俺が、お前の『剣』になって、あの氷をブチ砕く番だ」


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