先生はキケンな許嫁。


−−コツコツコツコツ


大きなフカフカの椅子に座っていると、前からコツコツとヒールの音が聞こえてきた。


ドレス姿の女性が私の目の前に立ち止まった。


「あなたが、美織さん?」


「はい……そうですけど」 


「……こんなこどもだったなんて」


「は、はい…?」



なんと目の前にいるのは、エントランスで先生とキスしてた元カノさん。

ここに来てたんだ…。


「わたし李人のこと諦めてないから」


「あのー…えっと……」


鋭い目つきでわたしを睨んだ後、一言だけ発した元カノさんはさっさと歩いてどこかに行ってしまった。


私にそんなこと言われても困るんですけど…

てかなんでこんな時に先生はいないのよ……
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