先生はキケンな許嫁。
会場に着くとそこには見慣れない大人の顔ばかり。
「親父」
先生の一言で先生のお父さん、お母さんがこっちに気づいて近づいてくる。
最初に口を開いたのは先生のお父さん。
「初めまして、美織さん。
うちの息子がお世話になっています。」
「あ、そんな!お世話だなんて」
お世話っていうか……だいぶ困惑してます…なんて言えない。
「美織ちゃん、始めまして!やだ〜!こんな可愛い子だったなんて!よかったわね李人!」
お母さんは想像をはるかに超える明るくてフレンドリーな人。
「もうやることはやったの?李人♡」
「……やめろって母さん、こんなとこで…」
お母さんの爆弾発言にわたしは驚きをかくせなかった。
先生も、割と動揺してたけど。
大胆なところとか先生にそっくり…?
「李人は父さんと挨拶回りに行くぞ。
美織さんは初めてで疲れるでしょう。そこでくつろいでて下さいね。」
「わかりました」
お父さんもかたそうな人っぽかったけど、すごく優しい。
よかった。思ってたよりも普通の人だった。