先生はキケンな許嫁。
(先生side)


「李人」

「おう」

華は後ろからコツコツとヒールの音を響かせながらこっちに駆け寄ってきた。


「話ってなに?李人から電話なんて珍しいからびっくりしちゃった」

「美織ちゃんになんか言ったろ?」

「……え?」

「もうやめてくれよ、相手学生だぞ」

「李人、本気なの?」

「だったらなに」

「あんな子ども相手に…ばっかじゃないの」

「バカでも何でもいいだろ、もうほっとけよ」

「なんか李人変わったね……」

「話はそれだけだから」



俺がこんなこと言わなくても、許嫁の俺たちを引き裂くことなんて華には出来るわけがない。


でも、美織ちゃんのあんな不安そうな顔見てたら……こうでもしないと俺は気が持たなかった。

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