先生はキケンな許嫁。
「美織ちゃん」
「なに?」
先生が口を開いたと同時に、私は横になっていた体を起こしてソファに座り込んだ。
「修学旅行の班ってさ、冴島と相川と一緒だよね」
「そうだけど」
「あいつら、気をつけた方がいいよ」
「……なんで先生にそんなこと言われなきゃいけないの」
自分は華さんと会ってたくせに。
しかもあの2人、別に至って普通の陽キャでしょ。
横に座っている先生がニヤッとした顔で私をじっとみつめている。
「……なによ」
「俺のこと好きになっちゃった?」
「は……?う、うるさい!!シャワーはいる!」
私は赤らんだ顔を必死に隠して、逃げるように洗面所に入った。
ドキドキする胸の鼓動を抑えながら考える。
素直に言えればどんなに楽だろうか。