なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「じーさんが死んで超すげぇ土地が入って来たんだよね!」

…え?すげぇ土地??

カラッとした声で話すから、目をぱちくりしちゃった。

「その土地がやばくてさ~!そこにマンション立てたらザックザク金入って来て、えっやばくね!?うち超大富豪じゃん!みたいな」

「へ、へぇー…」

なんかもっと切ない話かと思ってた。

銀くんのお父さんがゴーストライターやっててだからニセモノって呼ばれてるのかって、思ったのに…


お、思ってた展開と違う!


「そっから茄子原家は一発逆転なわけよ」

「すごいね、銀くんの家…」

「だからあんまいいようには思われてないけどね」

「……。」

最後はちょっと切なそうな顔をした。

銀くんも気付いてるんだ、ニセモノって呼ばれてることに。

でも銀くんは悪いことしてるわけじゃないのにね。

「銀くんのお父さんってどんな絵描くの?」

絵についてくわしい銀くんだから、きっとお父さんの絵が好きなのかなって思った。じゃないと教えることもできないと思うし。

「見てみたいな、銀くんのお父さんが描く絵!」

だからちょっと見てみたくなった、それはどんな絵なのかって。

「え、見ちゃう~??」

「うん、見たい!」

「いいよ!これうちの玄関に飾ってある絵なんだけど」

スマホを開いて銀くんが見せてくれる、そこには大きな口を開けて笑う小さない男の子の絵が写っていた。

かわいい、うれしそうにこっちに笑いかけてる。

でもそれはどこか見覚えのある表情で…
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