なってみせる、愛しのクリスタル♡~トップ男子たちに愛されるのがわたしの使命!?
「これって銀くん!?」

「あ、わかる?」

「わかるよ!すっごい上手だねお父さん!!」

やわらかい線で描かれた絵はほわほわやさしい気持ちになるような、そんな絵で。

それを見せてくれる銀くんも絵の中の銀くんも同じ顔してた。

「まっ、でも全然売れねぇーんだけどね」

「なんで?すごい上手だと思うけどなぁ」

「上手いだけじゃダメなんだよ、センスとか?カリスマ性的な?ないんだよな~」

「そんなことないよ!」

スマホを閉じた銀くんがなんだかあきらめたような言い方をしたから、つい声が大きくなって立ち上がっちゃった。

「わたしはすごいすてきな絵だなって思ったよ!あったかい気持ちになったし、もっと見ていたいなぁって思うくらいよくて…っ」

って早口でしゃべっておいてハッとした、勢い任せに何言ってるんだって恥ずかしくなる。

「あ、ごめん!でもわたしに言われてもだよね、ごめんね!?」

庶民入学のわたしに言われても何もうれしくないよね!?迷惑だったよね!?

超絵の下手なわたしに言われても…っ

「ありがと、雫ちゃん」

下を向いたわたしに銀くんがそっと一歩近づいた。
そのまま顔をのぞき込んだから目が合って、にこっとわたしに微笑みかける。


「オレもっと雫ちゃんと仲良くなりたい、ダメ?」


銀くんの白い肌が目の前にあって、あまりにキレイでびっくりしちゃったの。

息をしたら銀くんにかかっちゃうんじゃないかって…

「茄子原」
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