Office Battle!不満だらけの女たち
「まず、仲良くなるためには、連絡先の交換よね。
LINEでもインスタでも、なんならXのDMでもいいから、とにかく個人的な連絡先をゲットしないと」

「そうだけど、そんなの急に聞いたら露骨過ぎない?」

「だから、そこで名案があるの!」

ニヤリとする愛。
何だろう。ちょっと期待しちゃう。

「友達から、誰か良い人紹介してって頼まれたってことにするのはどう?」

「はい?」

「例えば、私が心愛に『誰か紹介して~!』って頼んだことにして、今彼女募集中の人がいないか、田川さんに聞くとか」

「それ、愛が単純に出会い欲しいだけじゃん」

今度は私が突っ込んでやる。

「もちろん!」

あっさり肯定された…。

「でも、こういう理由あった方が、聞きやすいでしょ?
断られたら『そうですよね。面倒なこと聞いてごめんなさい』で終わるだけだし。
もしかしたら、そこから話広げることできるかもだし」

「う~ん…」

「ベタな手だけど、定番や王道って効果があるからそうなるものなのよっ!」

愛、力説。

「でもさぁ…」

「はい、じゃあこれからシミュレーション!
私を田川さんだと思って話しかけてみて!」

「わ、わかった」

愛に乗せられた気もするけど、確かに悪くない手段かも…いやでも…。

この日、場所はその後居酒屋に変わり、アルコールの力も手伝って、何度もシミュレーションした結果、次に田川さんが来社したときに、計画実行することになった。
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