Office Battle!不満だらけの女たち
結局、このあとフジ工房との打ち合わせは長引き、終わったのは4時を過ぎた頃だった。
席に戻ると、またまた坂下さんがやってくる。
あ~、ウザい。
また、どうでも良いことだろう。
あえて無視して、デスクの上に更に増えた電話のメモをチェックした。

「有賀さん、すみません」

「なに?」

目線を合わすのも面倒。

「昨日までが提出期限だった来年度の商品ラインアップ資料、いただけませんか?」

「ああ~、あれもうちょっと」

そう言えば、昨日も言われたっけ。
でも、会議は来週だし、そんな急いても無意味だと思うけど。

「事業部長が明日目を通したいそうなんですが」

「え!?なにそれ!聞いてないわよ!」

「私も今日言われました」

なんて無責任な物言いなの!?
自分には非がありませんって態度が嫌。

「急いで仕上げるわ」

「何時にできますか?」

「そうね…、2時間もあれば」

「あの…定時過ぎてしまうんですが…」

はぁ!?
ほんっとにこれだから派遣って信じられないわ。

「こういう時は、残業するのが当たり前でしょう?」

「はぁ…、そういうものですか?」

「当然よ」

「でも、今日特に残業して仕上げなければならない仕事は1つもありませんし、残業するとなると、時給も発生しちゃいますから、岸川課長に許可とって、OK頂いたらそうしますね」

え!?ちょっとちょっと!
坂下さんはペコリとお辞儀し、くるりと私に背を向けた。
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