Office Battle!不満だらけの女たち
「あの、有賀さん」

マジでうざいんだけど。

「なに?」

サンプルを手に取って、チェックしながら一応返事をする。

「終わりました」

「え!?」

「まだたたきの状態ですけど、目を通していただけますか?」

もう…できたの?
時計を見ると、お願いしてから30分も経っていない。

「じゃあ、そこ置いといて」

私だったら、倍以上の時間がかかってると思う。
パソコンだけは、使えるヤツだわ。

「あ…先ほどデータの保存場所をチャットしましたが…」

「紙に出してくれる?」

「ペーパーレスの通達が出てるのに?
うちの部署、複合機の使用回数が多くて総務から注意喚起入ってるのですが…」

「いいから!」

もう!ほんっとーにウザイ!

「わかりました…」

無視!
坂下はすぐに紙資料を持ってきた。
たったの数分を惜しむなよ。最初から紙で出してりゃいいのに!

「はい。修正などありましたら声かけてください」

なんかムカツクから返事はしなかった。
チラっと置かれた資料を見る。
私が下書きしたものを、ほぼそのまんま打ち込んでいるだけ。
ま、これなら頭使わなくていいでしょうし、誰にでもできる仕事よね。
私はもっと責任の重い仕事をやっているの!あ~疲れた!
< 83 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop