Office Battle!不満だらけの女たち
「ね。だったら、今回のことを良い機会だと考えて、がんばろう。
で、さっきの続きだけど、私たちはもうアラサーだし、ただ可愛いを追求しても、痛々しくなるだけ。
だから、仕事に取り組む真摯な姿勢が伝わって、且つ、攻撃的じゃない、女性らしくて柔らかくて親しみを持ちやすい服がいいわけ」

「そう言われても、難しいよ」

「色で言えば紺、白、ベージュ、グレーに、何かパステル色を入れるといいわ。
きっちりしてて、それでいて明るさがあるから、親しみやすくなるわよ。
黒も、たまにはいいけど、固くなりすぎるし、男って黒好きじゃないから、できるだけ避けた方がいいわね」

「え!?黒すごくいっぱい持ってるけど」

「捨てろ、とは言わないけど、眠らせて。後で選別してあげるから。
それから、パンツ姿もいいけど、スカートの方が絶対好印象。
せめてスカート2、パンツ1、くらいの割合を保ってほしいわね」

「スカートなんて、最近殆ど履いてないわ」

「だーかーらー、ダメなのよ!女度が下がるだけよ!」

ノリに乗ってるなぁ…。

「で、最終手段。わからなくなったらワンピース。これ、最強。
本当は3着くらい買いたかったわ」

「ワンピースだけで3着?」

「コーディネートいらないに等しいし、重宝するのよ」

「そういうもの?」

沙希の熱弁は止まることを知らない。
そして、あれだけ喋ってるのに、しっかり食事を食べてる。
器用~。
最後のコーヒーを飲み終わると、

「さぁ、行くわよ。次はバッグよ!」

と、気合満々で立ち上がった。
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