霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
でもこのままほっておくのも罪悪感がある。

私は、覚悟を決め止まっていた足を1歩ずつ歩み始めた。

怖い…だが後で後悔するなら私は勇気を出して女の子に話しかけに行く。

前回と同じようにどんどん距離が縮まってきたけれど、今のところあの激しい頭痛は感じられない。

女の子に体に触れれるまでの距離にやって来た。

私は、一度止まり息を整えて話しかける。

「あの…大丈夫?」

「え?だ、誰…?」

彼女は、慌てて振り返り私を確認する。

彼女の顔を見た瞬間私は、驚愕して目を丸くする。

それは、彼女の顔はとても美しく女神のようで内面からにじみ出ているような優しい雰囲気や肌や髪の質感も完璧で私は思わずいつの間にか開いていた口が塞がらなかった。

彼女の方も私の反応に驚いているのか若干後ずさりしていた。

流石に突然現れた私にひたすら凝視され続けていたら、この反応になるもの無理がない。

「ご、ごめんね。驚かせちゃったよね…」

「い、いえ大丈夫です」

と言ってるものの私とは一定の距離をとったままなのでやはり私に警戒しているのだろうか。

先に彼女の警戒心も解いたほうがいいのかもしれないが、私はなぜ彼女が泣いていたのかの方が気になる。

< 40 / 73 >

この作品をシェア

pagetop