霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
「あーいやちょっとさ…」

昨日色々ありすぎて1日じゃ全然疲れが取れなかったようで体が重かった。

放課後また閑さんに霞さんのことを聞くために羽雲羽雲堂にも行かなくてはならない。

これからのことを頭で考えている中、ふと恵美の方を見ると何故か私の方をじっと見て目を輝かせていた。

「…恵美?どうしたのそんな私の方を見て?」

「いやいや霧美、私はね昨日のことを聞きたいのだよ。放課後活史くんとデートしに行ったでしょう」

「…デートってそんなんじゃないよ」

…と言う私だが、昨日活史にお姫様抱っこされたことやあーんしたことなどお父さんと話した時みたいにまた頭に浮かび上がってきた。

そんな私の様子に恵美が気がついて私に。

「なんか顔赤くない?」

「え、いやーそんなことないよ」

誤魔化すように私はぷいっと顔を恵美から視線を外して
前を向こうとしたのだが、恵美を肩をバッと掴まれてしまった。

「…霧美ちゃんー。隠し事は良くないよね。言わない悪い子には、こうだ!」

「ちょっ、恵美ハハッやめて私がこちょこちょ弱いの知ってるでしょ。ハハッ」

恵美が勝ち誇った顔で私のお腹や脇を手でこちょこちょしてくる。

私は敏感なのでこちょこちょにはめっぽう弱い。



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