霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
「じゃー正直に言おうか」

「はいはいわかりましたよ。本当恵美には、敵わないな…」

このまま黙っていたらさらに恵美は、こちょこちょをやってきそうなので流石に観念した。

私の脇からそっと手を離してくれたので、私は息をととのてえた。

「あの後は、予定通りスイーツ店に向かったんだけど、途中で私がちょっと立ちくらみしちゃって活史がその…お姫様抱っこしてくれてスイーツ店近くまで運んでくれたんだよね」

「え、本当に!?」

と言いながら私に急接近してきて恵美の顔が私の目の前に来ていた。

恵美は、すごく興奮していて目を輝かせながら鼻息を荒くしている。

そこまで興味が湧くものかなとは思ったけど恵美とかは、恋愛話好きだしな。

「…と言うかいつの間に活史くんと名前呼ぶ仲になったの?」

恵美がそんな質問を私に投げかけて思わず私は、ギクッと体が固まった。

サラッと言ってしまったが、こういうのはお互いに名前呼びなのは隠しておいた方がいいのではと思う。

クラスでもし活史と話す時に互いに名前で呼びあっていたら大袈裟かもしれないけれど、付き合ってるとか誤解されそうだ。

また活史に会ったら話しておこう。

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