霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
「あ、はいそうです」

霞さんが昨日夢で会った時に『え!?…岡内ってもしかして百花ちゃんの事?』と言っていたので流石にひいおばちゃんの事かと思うが。

閑さんは、嬉しいそうに体を揺らしており顔は、普段の笑顔よりも嬉しいそうな表情を浮かべていた。

「百花ちゃんの孫が、まさか霧美ちゃんだったとは、昨日初めて会った時にもしかしてとは思ったけど本当にそうだったとはね。あなたのお父さん、昔この店に来たのよ。あの時は小さくてねー百花ちゃんがいつの間にかおばあちゃんになっててびっくりしたわ」

ひいおばちゃんとお父さんが昔来ていたことに少し驚いたが、よくよく考えれば昨日のお父さんの話的に昔行ってたってことが分かる。

それと閑さんがさっき言っていたが、昨日急に顔を近づけて来た理由が分かった。

でも昨日お父さんが話してくれた時、自分が昔行っていたなどは聞いていなかった。

単純に忘れていただけだろうか。

まぁまたお父さんと話す機会の時に聞いてみよう。

「霞さんと霧美ちゃんのひいおばあちゃんってね、私にとってお姉ちゃんみたいな存在だったの。昔もこのお店で働いていた時2人が遊びに来てくれたのよ。あの時はほんっと楽しかったわ」

昔を思い出すように顔を天井に向けて、閑さんは無意識なのか目をつぶっていた。
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