霧を払ってくれたあなたは、きっと分かっている。
ちょっと怖くなってしまったが、ここでとあることに気が付く。

頭に響いてきた声は、どこがで聞いた事がある。

この声は…霞さんだ!

と直感で感じた。

昨日初めて夢の中で、霞さん出会った時の声だったのは直ぐに気が付いた。

けれど、『いいよ』って…霞さんのことを閑さんに明かしてもいいってことだろうか。

でも、なんで私の頭の中に霞さんの声が流れてくるのだろうか。

「大丈夫?もしかして体調悪い?」

そんなことを考えていると、私の様子を心配したのか閑さんが声をかけてきた。

「あ、いえすみませんちょっとボーっとしてただけです」

もしさっきの声が、霞さんなら言ってみてもいいのだろうか。

頭を下げて、息をスーッと整えてから、閑さんの方を再び見る。

「あの、噓かと思われるかもしれしれませんけど。私、霞さんと会ったことがあるんです」

「え、霞ちゃんと?でもなんで…彼女はもう…」

「夢です。夢で霞さんと会えるんです。二日前から突然霞さんが夢に現れるようになって…おかしなことを言ってるのはわかってますでも本当なんです。信じてください」

と言い終わったと同時に霞さんに向けて頭を下げる。

こうでもしないと信じてもらえないだろう。


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