京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
「伊織さん、ご飯できたよー」
「もうできたん? おおきに、今行く」
伊織は並べられたテーブルを見て、感嘆の声を上げた。
「肉じゃがだけやなくて、白米とおみそ汁、サラダも作ってくれたん!? むっちゃ嬉しい、おおきに」
「伊織さん、まともにご飯食べてなさそうだったから、私が食べて欲しくて作ったの」
「ほんまおおきに。それは嬉しいんやけど、寧々の分は? 家で食べてきたん?」
「え?」
時刻を見ると、午後の一時を回っていた。そういえば、昨日の夜から何も食べていないことを思い出し、急にお腹が空いてきた。
「……私も食べていい?」
「もちろん。一緒に食べよう? まだお皿あるはずやから、好きなもの使ってや」
「ありがとう」
寧々は伊織の好意に甘えることにした。食器棚からお椀を借りて、白米や肉じゃが、おみそ汁とサラダを盛っていく。
キッチンへ持っていくと伊織は待っていてくれたようで、手をつけずに椅子に座っていた。
「待っててくれたの? ごめんね、ありがとう」
「一緒に食べた方がおいしいやろ? 作ってくれたんは寧々やし、待つのが礼儀やろ」
伊織はにこりと笑い、寧々が食器をテーブルに並べていくのを手伝ってくれた。そのおかげで早く終わった。
「いただきます」
「いただきます」
伊織がおみそ汁を口に含む。味見はしてあるが、果たして口に合うだろうか。
「うん、おいしい」
寧々はほっとした。料理が好きでよかった。
次は、リクエストされた肉じゃがの番だ。じゃがいもを食べるのをじっと見つめる。
「お、むっちゃおいしい。味も濃いし和食って感じがしてええね」
「本当? 濃すぎない?」
「うん、おいしいよ。そやから、寧々もお食べ?」
じっと見ていたので箸をつけていない寧々に苦笑した伊織は優しく促してくれた。それを見て寧々も安心して食べられるものだ。
もう一度「いただきます」と言って、肉じゃがを食べる。ほくほくのじゃがいもは、味が染み込んでおいしい。しらたきもちゅるちゅるしていて食べ応えがある。
「おいしいね」
「ほんまやね、おいしい」
談笑しながらお昼ご飯を食べ進める。いつもならひとりぼっちで食べる土曜日のお昼も、こうして好きな人と一緒にいられるだけでこんなに幸せを感じるのだ。
それは、とても素敵なことのように寧々は思った。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした、お粗末様です」
寧々が二人分の食器を片付けようとしたら、伊織が手伝ってくれたので結局二人で皿洗いまですることになった。
最初、寧々は「これは仕事だから」と何度も言ったのだが、伊織は「今は休憩中だからええねん」と謎の切り返しをしてきたので折れることにした。
二人で肩を並べてする家事は不思議と楽しかった。
「もうできたん? おおきに、今行く」
伊織は並べられたテーブルを見て、感嘆の声を上げた。
「肉じゃがだけやなくて、白米とおみそ汁、サラダも作ってくれたん!? むっちゃ嬉しい、おおきに」
「伊織さん、まともにご飯食べてなさそうだったから、私が食べて欲しくて作ったの」
「ほんまおおきに。それは嬉しいんやけど、寧々の分は? 家で食べてきたん?」
「え?」
時刻を見ると、午後の一時を回っていた。そういえば、昨日の夜から何も食べていないことを思い出し、急にお腹が空いてきた。
「……私も食べていい?」
「もちろん。一緒に食べよう? まだお皿あるはずやから、好きなもの使ってや」
「ありがとう」
寧々は伊織の好意に甘えることにした。食器棚からお椀を借りて、白米や肉じゃが、おみそ汁とサラダを盛っていく。
キッチンへ持っていくと伊織は待っていてくれたようで、手をつけずに椅子に座っていた。
「待っててくれたの? ごめんね、ありがとう」
「一緒に食べた方がおいしいやろ? 作ってくれたんは寧々やし、待つのが礼儀やろ」
伊織はにこりと笑い、寧々が食器をテーブルに並べていくのを手伝ってくれた。そのおかげで早く終わった。
「いただきます」
「いただきます」
伊織がおみそ汁を口に含む。味見はしてあるが、果たして口に合うだろうか。
「うん、おいしい」
寧々はほっとした。料理が好きでよかった。
次は、リクエストされた肉じゃがの番だ。じゃがいもを食べるのをじっと見つめる。
「お、むっちゃおいしい。味も濃いし和食って感じがしてええね」
「本当? 濃すぎない?」
「うん、おいしいよ。そやから、寧々もお食べ?」
じっと見ていたので箸をつけていない寧々に苦笑した伊織は優しく促してくれた。それを見て寧々も安心して食べられるものだ。
もう一度「いただきます」と言って、肉じゃがを食べる。ほくほくのじゃがいもは、味が染み込んでおいしい。しらたきもちゅるちゅるしていて食べ応えがある。
「おいしいね」
「ほんまやね、おいしい」
談笑しながらお昼ご飯を食べ進める。いつもならひとりぼっちで食べる土曜日のお昼も、こうして好きな人と一緒にいられるだけでこんなに幸せを感じるのだ。
それは、とても素敵なことのように寧々は思った。
「ごちそうさまでした」
「ごちそうさまでした、お粗末様です」
寧々が二人分の食器を片付けようとしたら、伊織が手伝ってくれたので結局二人で皿洗いまですることになった。
最初、寧々は「これは仕事だから」と何度も言ったのだが、伊織は「今は休憩中だからええねん」と謎の切り返しをしてきたので折れることにした。
二人で肩を並べてする家事は不思議と楽しかった。