京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
休憩も終わり、時刻は七時を回っていた。これから本格的なご飯を作るとなると、一時間はかかる。お昼ご飯を食べたのは一時過ぎだから、そろそろ伊織もお腹が空いてくる時間だろう。
冷やし中華の麺を買ってきておいてよかった。これならすぐに作れる。
まず、お鍋に水を入れて沸騰するまで待つ。その間にきゅうりとトマト、ハムを短冊切りにしておく。錦糸卵はないから、薄焼き卵にして代わりにしよう。
お鍋が沸騰したので、麺を入れてくっつかないよう混ぜながら茹でる。規定通り茹でたら水で締める。ほどよく冷たくなったら水を切りお皿に盛り付ける。
付属のタレをまんべんなくかけて、切っておいたきゅうり達をきれいに飾れば冷やし中華のできあがり。
わかめスープもささっと作り、テーブルに二人分の冷やし中華とスープを並べて完成だ。
「伊織さん、夜ご飯できたよー」
伊織を呼んで二人でテーブルを囲う。
「いただきます」
「いただきます」
冷やし中華は夏にこそ食べるものだと思う。季節は九月だが、残暑が残るから夏でいいのだ。
シャキシャキのきゅうりと新鮮なトマトは臭みがなくて食べやすい。錦糸卵の代わりに作った薄焼き卵もタレと絡んでおいしい。麺もほどよい硬さで茹でたのでコシがあり食べ応えがある。
「やっぱり冷やし中華はおいしいなあ。このスープもおいしい」
「よかった。時間も押してたし、そんなに時間がかからないものにしたんだ」
「そうなんやね。ほんまにおいしいよ、おおきに」
伊織は普段自炊する人だから、作り手の手間を理解してくれるのが本当にありがたい。相手のことを思いやれる伊織の優しさが好きだ。
夜ご飯も食べ終わり、お昼の時と同じように二人で後片付けをする。すぐに片付けると後で嫌にならないからちょうどいい。
こうして一緒に肩を並べて家事をしていると、同棲しているような感じがして面映い。隣を見上げれば伊織が穏やかな表情をして皿の水気を拭いているのだから、なんだか面白くも見える。
「なんや?」
「ううん、なんでもない」
「ええ? 気になるやん」
「……笑わない?」
「笑わへん」
「……その、なんだか同棲してるみたいだなーって思っただけだよ」
寧々の言葉を聞いて、伊織は瞬いた。
そして、皿を置きがしりと腕を掴んでくる。
「それや」
冷やし中華の麺を買ってきておいてよかった。これならすぐに作れる。
まず、お鍋に水を入れて沸騰するまで待つ。その間にきゅうりとトマト、ハムを短冊切りにしておく。錦糸卵はないから、薄焼き卵にして代わりにしよう。
お鍋が沸騰したので、麺を入れてくっつかないよう混ぜながら茹でる。規定通り茹でたら水で締める。ほどよく冷たくなったら水を切りお皿に盛り付ける。
付属のタレをまんべんなくかけて、切っておいたきゅうり達をきれいに飾れば冷やし中華のできあがり。
わかめスープもささっと作り、テーブルに二人分の冷やし中華とスープを並べて完成だ。
「伊織さん、夜ご飯できたよー」
伊織を呼んで二人でテーブルを囲う。
「いただきます」
「いただきます」
冷やし中華は夏にこそ食べるものだと思う。季節は九月だが、残暑が残るから夏でいいのだ。
シャキシャキのきゅうりと新鮮なトマトは臭みがなくて食べやすい。錦糸卵の代わりに作った薄焼き卵もタレと絡んでおいしい。麺もほどよい硬さで茹でたのでコシがあり食べ応えがある。
「やっぱり冷やし中華はおいしいなあ。このスープもおいしい」
「よかった。時間も押してたし、そんなに時間がかからないものにしたんだ」
「そうなんやね。ほんまにおいしいよ、おおきに」
伊織は普段自炊する人だから、作り手の手間を理解してくれるのが本当にありがたい。相手のことを思いやれる伊織の優しさが好きだ。
夜ご飯も食べ終わり、お昼の時と同じように二人で後片付けをする。すぐに片付けると後で嫌にならないからちょうどいい。
こうして一緒に肩を並べて家事をしていると、同棲しているような感じがして面映い。隣を見上げれば伊織が穏やかな表情をして皿の水気を拭いているのだから、なんだか面白くも見える。
「なんや?」
「ううん、なんでもない」
「ええ? 気になるやん」
「……笑わない?」
「笑わへん」
「……その、なんだか同棲してるみたいだなーって思っただけだよ」
寧々の言葉を聞いて、伊織は瞬いた。
そして、皿を置きがしりと腕を掴んでくる。
「それや」