京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
 週末になり、二人の休みが揃ったので新しい食器を買いに雑貨屋さんに見に行くことにした。
 伊織に車で大型ショッピングモールに連れて行ってもらい、いろんなお店を見て回る。
 どうせ新しく買うなら、お揃いのものがほしい。

 とあるお店に入り、一つの食器に目が行った。ギフトセットになっている、三点揃ったシックな色合いのペアセットだ。ピンクと水色で色は可愛いし、伊織と使うのにいいと思う。
 茶碗、マグカップ、プレートのセットになっており、合計五点で税込一万八千円だ。
 ややお高めだが本格的な同棲生活を始めるにあたり、ケチっていてはダメな気がする。寧々はこれに決めた。

「伊織さん、私これのセットが欲しい」
「そう言うと思て、店員さんに在庫確認してもらってるで」
「さすが伊織さん! ……でも、これでいいの?」
「デザインもシンプルで使いやすそうやし、俺はかまへんで」
「ありがとう! じゃあ、これにしよう」

 店員が確認したところ、まだ在庫は残っているらしい。レジで商品を確認させてもらい、買うことにした。

「伊織さん、これは二人の新生活が始まるお祝いとして買うから、折半でいい?」
「寧々ならそう言うと思たわ。それでええよ」
「ありがとう!」

 二人でお代を折半し、一人九千円を払い合計一万八千円出して購入した。
 紙袋を受け取り伊織が持ってくれるようなので、手を繋いで店内を歩く。
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