京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
 その後、同僚が心配してくれてどうにかおかずだけ胃の中に入れ、午後の業務がスタートした。
 仕事をしようにも目が滑るし何より集中できない。あのバカ男のせいである。本当に腹立たしい!

 寧々はろくに集中できなかったが、社会人として数年経った癖のようなものなのか、一時間もすれば仕事モードに入りどうにか今日の分の業務を終わらせることができた。
 もはや社畜根性が悲しくなってくる。

 少し残業してタイムカードを切れば、寧々のプライベートの時間がやってくる。
 今日は金曜日だし、バーにでも行って飲んでやる! と、以前友達に誘われて断ったバーへと向かうことにした。

 メッセージアプリを開き、トーク履歴を遡ってバーのリンクを踏むと、地図アプリが起動し場所を確認する。
 どうやら三駅先にお目当てのバーがあるらしい。
 寧々はバッグの紐をぎゅっと掴み、深呼吸をひとつするとお目当てのバーまで歩き出した。
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