京都弁男子に溺愛されています〜憧れの小説作家は気になる彼でした〜
あじさいが見られる場所へ連れて行ってくれるという伊織についていき、約五分ほど歩いたところで目的地に到着した。
「ここは公園なんやけど、あじさいがむっちゃ綺麗なんよ」
この公園のあじさいが綺麗だということを、どうして知っているのだろう。
もしかして、前の彼女と来たことがあるのだろうか。そんな風に考えてしまうが、ここで言っても空気を悪くするだけなので、寧々は口をつぐんだ。
「そうなんだ、教えてくれてありがとう」
「どういたしまして。ほな、見て回ろか」
伊織の言う通り、あじさいが色とりどりに咲いている。青色や紫色など、寒色系のあじさいは見ていて心が落ち着く。
スマホで写真を撮り、一周する頃には一時間ほど経っていたようで、時刻は一時過ぎとなっていた。
こういうところでピクニックするのも楽しいだろう。できるならお弁当を持ってきたかったが、伊織が人の手料理を食べられないタイプなら気をつかわせてしまうだけだ。
余計なことはしなくてよかったとひとり胸の中にしまう。
伊織も何枚か写真を撮っているようで、真剣にあじさいを見ていた。きっと伊織は美しいものが好きなのだろう。自分のことを教えてくれないのは寂しく思うが、こうして何気ないところから伊織のことを知ることができるのは素直に嬉しい。
「寧々ちゃんは、こういうの好き?」
あじさいを見つめていると突然伊織からそのようなことを聞かれて戸惑うものの、寧々はかわいいものが好きなので割と楽しい時間を過ごしている。
「うん、楽しいよ。私かわいいもの好きだから。それに、清水さんの趣味も知ることができたからね」
「俺の趣味?」
「そう。清水さん、綺麗なものが好きなんでしょう?」
寧々の率直な言葉に伊織は間を置いて頷いた。
「寧々ちゃんは綺麗なものに心惹かれること、あらへん?」
「感動したりすること?」
「せやで。綺麗なものを見ると、感動したり心が浄化されたりするやん? そういうのが好きなんよ。刺激を受けることもあるしな」
伊織の言いたいことが分かる気がする。目の保養にもなるし、心が安らいだりするからだ。
「ここは公園なんやけど、あじさいがむっちゃ綺麗なんよ」
この公園のあじさいが綺麗だということを、どうして知っているのだろう。
もしかして、前の彼女と来たことがあるのだろうか。そんな風に考えてしまうが、ここで言っても空気を悪くするだけなので、寧々は口をつぐんだ。
「そうなんだ、教えてくれてありがとう」
「どういたしまして。ほな、見て回ろか」
伊織の言う通り、あじさいが色とりどりに咲いている。青色や紫色など、寒色系のあじさいは見ていて心が落ち着く。
スマホで写真を撮り、一周する頃には一時間ほど経っていたようで、時刻は一時過ぎとなっていた。
こういうところでピクニックするのも楽しいだろう。できるならお弁当を持ってきたかったが、伊織が人の手料理を食べられないタイプなら気をつかわせてしまうだけだ。
余計なことはしなくてよかったとひとり胸の中にしまう。
伊織も何枚か写真を撮っているようで、真剣にあじさいを見ていた。きっと伊織は美しいものが好きなのだろう。自分のことを教えてくれないのは寂しく思うが、こうして何気ないところから伊織のことを知ることができるのは素直に嬉しい。
「寧々ちゃんは、こういうの好き?」
あじさいを見つめていると突然伊織からそのようなことを聞かれて戸惑うものの、寧々はかわいいものが好きなので割と楽しい時間を過ごしている。
「うん、楽しいよ。私かわいいもの好きだから。それに、清水さんの趣味も知ることができたからね」
「俺の趣味?」
「そう。清水さん、綺麗なものが好きなんでしょう?」
寧々の率直な言葉に伊織は間を置いて頷いた。
「寧々ちゃんは綺麗なものに心惹かれること、あらへん?」
「感動したりすること?」
「せやで。綺麗なものを見ると、感動したり心が浄化されたりするやん? そういうのが好きなんよ。刺激を受けることもあるしな」
伊織の言いたいことが分かる気がする。目の保養にもなるし、心が安らいだりするからだ。