総長の愛が、重すぎる
「これなら寝られる?」

ひまりが小さく聞くと、蓮は少し笑った気配を見せる。

「……たぶん無理」

「もう」

「でも、まし」

そのあと、しばらく二人は手をつないだまま眠った。

朝になればまた、照れて、困って、でも笑い合えるはずだ。

二人きりで過ごした長い夜は、何も壊さなかった。

むしろ前よりもっと、蓮の愛の深さとやさしさを知る夜になった。
< 49 / 54 >

この作品をシェア

pagetop