きみの居ない春を、まだ知らない
「砂糖一つ」


「そんなことまで覚えてるの」


「そんなことだから覚えてるんじゃない」


玲奈は少しだけ笑った


注文したコーヒーが運ばれてくる


玲奈は砂糖を一つ入れた


昔と同じように


スプーンでゆっくり混ぜる


「大学、どうだった」


湊が聞いた


「普通だったよ」


「何学部」


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