きみの居ない春を、まだ知らない
「今度はちゃんと話す」


「……本当に」


「うん」


少しだけ間があった


「ただ」


「何」


「全部話す前に、一つだけ聞いてほしい」


「うん」


「俺が玲奈と別れたのは、玲奈が嫌いになったからじゃない」


玲奈は何も言えなかった


八年間


心のどこかで、ずっと思っていた


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