きみの居ない春を、まだ知らない
「卒業の日のこと」


玲奈の胸がざわついた


「……うん」


「俺が何も言わなかったこと、ずっと気になってた?」


「気になってたよ」


「だよね」


「忘れられるわけない」


湊は海を見た


「俺も忘れられなかった」


「じゃあ、どうして」


「話す」


玲奈は湊を見る


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