きみの居ない春を、まだ知らない
湊がいた
黒い傘を一本持って立っている
「お疲れ」
「ありがとう」
「寒いね」
「うん」
湊が傘を少し玲奈側に傾ける
昔もそうだった
いつも玲奈のほうに傘を傾けて
自分の肩が濡れていた
「湊」
「ん」
黒い傘を一本持って立っている
「お疲れ」
「ありがとう」
「寒いね」
「うん」
湊が傘を少し玲奈側に傾ける
昔もそうだった
いつも玲奈のほうに傘を傾けて
自分の肩が濡れていた
「湊」
「ん」