きみの居ない春を、まだ知らない
「言わない」


「どうして」


「そんなこと、俺には約束できないから」


玲奈は顔を上げた


湊は真っ直ぐ玲奈を見ていた


「でも、いなくなるときはちゃんと話す」


「……うん」


「何も言わずに消えたりしない」


玲奈はその言葉を聞いて


やっと少しだけ安心した


永遠より


ずっと現実的な約束だった


だからこそ

信じてみたいと思った

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