きみの居ない春を、まだ知らない
過去に戻る必要はなかった


失った時間を取り戻す必要もなかった


空白は空白のままでいい


その間にあった痛みも


寂しさも


言えなかった言葉も


全部


二人が歩いてきた証だから


玲奈は隣を歩く湊を見た


湊もこちらを見る


目が合って


二人で笑った


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