孤高の大富豪は優しい魔女に恋をする
キャッスルホテルに泊まりたくて1泊だけ贅沢を自分に許したのだが、高かったけれどそれ以上に素晴らしい体験だった。

シアはホテルに努めたいと言っている妹のリリーに何枚も携帯で写真を撮って送った。

いつもはシャドーに見つかる事を恐れてラインでのやり取りは極力しないのだが、その時はどうしてもすぐにこの感動をリリーに伝えたかったのだ。

リリーも写真を見て感動していた。

必ず来年のクリスマス休暇にシアの店とノーフォークケイパック村とキャッスルホテルを見るために、シアを訪ねると決めたようだ。

シアも三年ぶりになるリリーとの再会を今から楽しみにしているのだ。

そしてその後すぐに幸運な事に“FOR RENT”の札が下がった素敵な一軒家を大通りの一番端っこで見つけたのだ。

真ん中がとんがり屋根のようになっている可愛い家だ。

道路側の窓の4カ所には茶色のボレがついている。

窓の下の方には石が張ってある。

コッツウォルズの家のような雰囲気で、シアは一目で気に入った。

シアがこの家に引っ越してくるまでにそれから二カ月しか要していない。

シアは始めからこの家はシアの為に待っていてくれたのだと思わずにいられなかった。

そしてロブとマギーがシアに引き寄せられるようにやって来てくれた。

マギーは今では一番下の妹の様だ。

マギーとリリーを合わせるのも楽しみだ。

きっと二人は気が合うだろう
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