孤高の大富豪は優しい魔女に恋をする
シアもこんなの見たことない。屈強な男たちが三〇人以上もワイワイガヤガヤ準備に余念がない。

「一緒ね。私も初めての体験だわ。楽しみましょうね」

そう言ってマギーと抱き合った。マギーは

「シア、おめでとう。シアは幸せにならなければいけない人よ。ダルなら合格よ」

「そうか、みんな!俺はマギーに合格を貰えたようだ」

いつの間にか後ろにいてシアを後ろから抱き込んで、大声で皆に叫んだ。

「「「「うおーっ」」」
「「「よかったな、ダル!」」」

と男たちの大きな声が牧場中に響いた。

マギーはびっくりして目を真ん丸に見開いているし、ロブは嬉しそうにそこら中を走り回っている。

シアとダルは笑いが止まらない。

ダルはマギーも抱き込んで三人で抱き合って、男たちの狂喜乱舞を見守っていた。

確かにキャッスルホテルのかしこまったレストランにこの男どもは似合わなさすぎる。

ロナウドまで大声で叫びながら、何やら指示をしてBBQセットの一つを陣取っている。

パーテイは昼過ぎから、夕方まで続いた。

みんな食べ過ぎて飲み過ぎて笑い過ぎてはしゃぎ過ぎた。

でもシアもダルも幸せだった。

ビューテイとロンバスも厩舎の中から興味深そうに眺めているというか、呆れたようにが正解かも…

ビューテイとロンバスはとても気が合ってそのうち二人の間に仔馬が誕生するのではないかとシアは思っている。
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