青春日記。
塩見はそんなことも気にせずにどんどん階段を上っていった。


ようやく階段を上がりきり、体育館を覗く。


「いおりー?まだかー?」


塩見が言うが、返事はない。


「塩見、あっち行ってみよ」


「うん」


体育館はもう誰もおらず、光だけが煌々としている。


第2体育館の倉庫の場所はよく知らなかったけど、九条が全開にしていったらしい扉があった。


「九条まだ?」


倉庫を覗いてみたが、九条の姿は見えない。


ガサゴソと音がしている。


まだ見つからない様子だ。


「あーかがり?見つかんなくてよー」


「九条どこいんの?見えないんだけど」


一つしかついていなかった電気を全てつけた。


この倉庫、細長い。


広さ的にはかなりあるはずだが、物が多すぎて通れる道が狭い。


「えっとー、その入口から右曲がってきて!」


「はいはーい」


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