嫌いなキミの優しさ

第3話 雨






放課後


外は土砂降りだった


「最悪……傘ない」


昇降口で立ち尽くしていると、


「花音」


伊織が一本の傘を差し出した。


「使えば?」


「伊織は?」


「俺、走って帰るから」


「風邪引くよ?」


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