一か月だけの契約妻のはずが、恋愛経験ゼロの私を社長が溺愛してきます
「そうですよね」
プロポーズをする側にとっては、一生に一度のことだ。
どこで、いつ、どんなふうに伝えるのか。
考え始めれば、きっときりがない。
「まずは、こちらで彼女の結婚に対するお気持ちを確認してみますね」
「本当ですか?」
「はい。もちろん、柴田さんがプロポーズを考えていることはお伝えしません」
「お願いします」
ほっとしたように柴田さんが頷いた。
「そのうえで、彼女も結婚を前向きに考えているようでしたら、あとはあまり難しく考えなくてもいいと思いますよ」
「そうなんですか?」
「はい。高級なレストランとか、特別な演出とか、そういうものが必ずしも必要なわけではありませんから」
私は少し考えてから続けた。
「彼女がどういう場所を好むのか。二人にとって思い出の場所があるのか。普段どんな時間を一緒に過ごすのが好きなのか。そのあたりを考えて、彼女が喜びそうな場所を選んであげればいいと思います」
「なるほど……」
「それから、言葉も無理に格好よくしなくて大丈夫です。柴田さんが彼女とこれからどうしていきたいと思っているのか、それを自分の言葉で伝えてあげてください」
柴田さんはしばらく考え込んでから、ゆっくり頷いた。
「……なんとなく、わかった気がします」
「よかったです」
「じゃあ、まずは水野さんから彼女に確認してもらって、それが大丈夫だったら、俺のほうで場所を考えてみます」
「はい。それでいいと思います」
話がまとまると、柴田さんは少し安心したような顔で席を立った。
「ありがとうございました」
「こちらこそ。いいプロポーズになるといいですね」
「頑張ります」
プロポーズをする側にとっては、一生に一度のことだ。
どこで、いつ、どんなふうに伝えるのか。
考え始めれば、きっときりがない。
「まずは、こちらで彼女の結婚に対するお気持ちを確認してみますね」
「本当ですか?」
「はい。もちろん、柴田さんがプロポーズを考えていることはお伝えしません」
「お願いします」
ほっとしたように柴田さんが頷いた。
「そのうえで、彼女も結婚を前向きに考えているようでしたら、あとはあまり難しく考えなくてもいいと思いますよ」
「そうなんですか?」
「はい。高級なレストランとか、特別な演出とか、そういうものが必ずしも必要なわけではありませんから」
私は少し考えてから続けた。
「彼女がどういう場所を好むのか。二人にとって思い出の場所があるのか。普段どんな時間を一緒に過ごすのが好きなのか。そのあたりを考えて、彼女が喜びそうな場所を選んであげればいいと思います」
「なるほど……」
「それから、言葉も無理に格好よくしなくて大丈夫です。柴田さんが彼女とこれからどうしていきたいと思っているのか、それを自分の言葉で伝えてあげてください」
柴田さんはしばらく考え込んでから、ゆっくり頷いた。
「……なんとなく、わかった気がします」
「よかったです」
「じゃあ、まずは水野さんから彼女に確認してもらって、それが大丈夫だったら、俺のほうで場所を考えてみます」
「はい。それでいいと思います」
話がまとまると、柴田さんは少し安心したような顔で席を立った。
「ありがとうございました」
「こちらこそ。いいプロポーズになるといいですね」
「頑張ります」