一か月だけの契約妻のはずが、恋愛経験ゼロの私を社長が溺愛してきます
最後の欄まで書き終える。
湊さんがペンを置いた。
「できた」
「はい」
二人で婚姻届を見つめる。
ただの一枚の紙なのに。
そこに並んだ二人の名前が、これから先の人生を約束してくれているように思えた。
「じゃあ」
湊さんが婚姻届を手に取る。
「行こうか」
「……はい」
「提出してくる」
「今から?」
「今から」
湊さんが笑う。
「書いたのに、明日まで待つ理由もないだろ」
「そうですね」
私は立ち上がった。
玄関で靴を履いていると、サンちゃんが不思議そうにこちらを見ている。
「すぐ帰ってくるからね」
そう言って頭を撫でる。
「じゃあ行こう」
湊さんの手が、自然に私の手を取った。
「はい」
私たちは二人で家を出た。
* * *
役所で婚姻届を提出する。
必要な確認を終え、受理されたことを告げられたとき。
私は隣にいる湊さんを見た。
湊さんも、私を見ていた。
「……これで」
湊さんがペンを置いた。
「できた」
「はい」
二人で婚姻届を見つめる。
ただの一枚の紙なのに。
そこに並んだ二人の名前が、これから先の人生を約束してくれているように思えた。
「じゃあ」
湊さんが婚姻届を手に取る。
「行こうか」
「……はい」
「提出してくる」
「今から?」
「今から」
湊さんが笑う。
「書いたのに、明日まで待つ理由もないだろ」
「そうですね」
私は立ち上がった。
玄関で靴を履いていると、サンちゃんが不思議そうにこちらを見ている。
「すぐ帰ってくるからね」
そう言って頭を撫でる。
「じゃあ行こう」
湊さんの手が、自然に私の手を取った。
「はい」
私たちは二人で家を出た。
* * *
役所で婚姻届を提出する。
必要な確認を終え、受理されたことを告げられたとき。
私は隣にいる湊さんを見た。
湊さんも、私を見ていた。
「……これで」