一か月だけの契約妻のはずが、恋愛経験ゼロの私を社長が溺愛してきます
その目が、私と湊さんを交互に見る。
「なんや、二人して。えらい仲良う手ぇつないで」
「たっちゃん」
私は少し緊張しながら声をかけた。
「今日は報告があって来たの」
「報告?」
たっちゃんが眉を上げる。
「……そういや、もう一か月やもんな」
「え?」
「いや、同居始めてからや」
たっちゃんが顎に手を当てる。
「一か月経ったから、そろそろ何か報告があるんかと思てな」
「何かって?」
「なんやろなぁ」
にやりと笑ってから、たっちゃんは湊を見る。
「まさか、湊が仕事でヘマしたとか?」
「しませんよ」
「会社潰したとか?」
「しません」
「湊が会社辞めたとか?」
「……社長ですよ、俺」
「……せやった!」
たっちゃんが大声で笑う。
「そうやったそうやった! お前、社長やったわ!」
「忘れないでください」
「いやぁ、俺、つい普通の会社員みたいに考えてもうたわ」
「普通の会社員でも、そう簡単に辞めませんけど」
湊さんが冷静に返す。
「それもそうやな!」
たっちゃんは腹を抱えて笑った。
「ほんならなんや?」
改めて私たちを見る。
「なんや、二人して。えらい仲良う手ぇつないで」
「たっちゃん」
私は少し緊張しながら声をかけた。
「今日は報告があって来たの」
「報告?」
たっちゃんが眉を上げる。
「……そういや、もう一か月やもんな」
「え?」
「いや、同居始めてからや」
たっちゃんが顎に手を当てる。
「一か月経ったから、そろそろ何か報告があるんかと思てな」
「何かって?」
「なんやろなぁ」
にやりと笑ってから、たっちゃんは湊を見る。
「まさか、湊が仕事でヘマしたとか?」
「しませんよ」
「会社潰したとか?」
「しません」
「湊が会社辞めたとか?」
「……社長ですよ、俺」
「……せやった!」
たっちゃんが大声で笑う。
「そうやったそうやった! お前、社長やったわ!」
「忘れないでください」
「いやぁ、俺、つい普通の会社員みたいに考えてもうたわ」
「普通の会社員でも、そう簡単に辞めませんけど」
湊さんが冷静に返す。
「それもそうやな!」
たっちゃんは腹を抱えて笑った。
「ほんならなんや?」
改めて私たちを見る。