氷の君に、恋の歌を。
第十六章
休日の駅前は、思っていたよりずっと人が多かった。
待ち合わせ場所に立つ乃愛は、何度もスマホを見るふりをしながら胸の高鳴りをごまかしていた。
すると、人ごみの向こうから蓮斗が歩いてくる。
私服姿の彼は、学校で見るより少しだけ大人っぽく見えて、乃愛の心臓は一気に速くなった。
「待った?」
「ううん、今来たところ」
本当は少し前から待っていた。
でも、そんなことを言う余裕なんてない。
蓮斗は乃愛の顔を見た瞬間、ほんの少しだけ目を細めた。
「かわいい」
「えっ」
「今日の乃愛」
いきなり言われて、乃愛は一瞬で真っ赤になる。
休日デートの最初から、心臓に悪すぎる。
待ち合わせ場所に立つ乃愛は、何度もスマホを見るふりをしながら胸の高鳴りをごまかしていた。
すると、人ごみの向こうから蓮斗が歩いてくる。
私服姿の彼は、学校で見るより少しだけ大人っぽく見えて、乃愛の心臓は一気に速くなった。
「待った?」
「ううん、今来たところ」
本当は少し前から待っていた。
でも、そんなことを言う余裕なんてない。
蓮斗は乃愛の顔を見た瞬間、ほんの少しだけ目を細めた。
「かわいい」
「えっ」
「今日の乃愛」
いきなり言われて、乃愛は一瞬で真っ赤になる。
休日デートの最初から、心臓に悪すぎる。